
このサイト作成者の本職は消化器内科医です、1985年に大学卒業しています.最近分子生物学をひさしぶるに再学習しています.80年代の学生時代に学んだ分子生物学とは内容とは随分進化しました。数学、物理学は50年前だろうが、大学の教養課程で学ぶ内容にそれほど変化はないでしょうが、生物学はどんどん変化しているようです。ひさしぶりに再勉強して興味深かったです。The Cellも入手して勉強中です。何かの目的があってのことでなく純粋に好奇心だけでやっています。まあ道楽です。
Essential 細胞生物学(南江堂)を読んで学習の助けになることを目指すサイトです.The Cell も買いましたので交互に読んで順不同で作成中。適宜編集してわかりやすいサイトを目指します.
現状ではつくりはじめの乱雑なものです.
Essential 細胞生物学(南江堂、以下はEssentialと記載)は米国の大学では標準的教科書のようで、日本国内でも多くの大学で分子生物学の教科書に指定されているようです.もともとは親本としてMolecular biology of The Cell (以下、The Cellと記載)という教科書があり、著者は同じAlbert らです。The Cellは本文だけで約1400ページもあります.Essenntial は800ページ台ですのでThe Cellのダイジェスト版という位置づけのようです.多くの図などは同じものが使用されています.本文に関して言えばThe Cellのほうが実験法、免疫、発生、感染症などの章が追加されており、Essentialより解説が詳しいだけでなく、すこし周辺にも広がった記載です.同じテーマの章に関して言えばThe Cellの方が3~4割くらい詳しいです.
なお、日本語版はフォントがEssentialはゴチック、The Cellは明朝体です.私にはゴチックの方が見やすいのでEssential の方が好きです.日本版は大人の事情か、Essentialは南江堂、The Cell はメディカル・サイエンス・インターナショナル社(MSI)と出版されている会社が違います.The Cellはまえの版ははニュートンプレス社でした。南江堂、MSIとも両社とも有名な医学書の会社ですね.南江堂は医学系の人におなじみの老舗の出版社ですが、一般の理工系の書物と流通がちがうのか大型の一般の本屋でもなぜか店頭であまりおいてないですね.京都の丸善でもみあたらなかったです.
両方の本とも記載に関しては丁寧ですが、やや冗長ですので1回読んだだけではすっと頭に入らないことがあります.箇条書きにして簡潔に書いてほしいなと言うところが結構あります.たとえば、何かの遺伝子の説明行うときにを、何を合成するのか、他の遺伝子にどう作用するのか、他の因子に合成を抑制あるいは促進されるのか、生理的にそれらにどういう意味があるのか、変異があるとどういう病気なるのか・・と箇条書きにせず、だらだら地の文で記載しているところが目立ちます.日本訳は概ね良好ですが、場所によって少しわかりにくいところはあります.原文が長文でくどくどしていたら、文学作品でないので文章を二つに分けたり、意訳したりして簡潔に翻訳してもよかったと思うところがあります.あとEssential の索引でアルファベット順のところがないので RNAは「あーるえぬえー」と変換してア行の所を探す必要があります.The Cell はアルファベット順で検索できるので見習ってほしいところです.
Partわけは本書には本来ないが、兄貴分のThe Cellは5つのPartに分けられているので、それを参考に分野別に分けると下記のようになりそうです。
目次
Part1 細胞の基本
第1章 細胞:生命の基本単位
第2章 細胞の化学成分
第3章 エネルギー,触媒作用,生合成